将来のために不動産投資

ローンと家賃が相殺されることを忘れずに

アベノミクス経済政策が大当たりして株価は連日うなぎ上り、昨年の11月頃に比べると雲泥の差です。
ちょっと日銀を刺激したらこんなに簡単に株価が倍近くになるなんて、民主党政権はいったい何をしていたのだろうとすら思いたくなります。
もちろん個人投資家も手をこまねいていてはいけません。
政策の副作用で物価は上昇しつつありますし、消費税も近いうちに増税、反面年金の受給年齢が遅くなるし、給料は当分上がりそうにありません。
不動産投資をして年金の不足分を補填しようと考えるのは自然の流れです。

不動産投資もいろいろなやり方があります。
不動産を取得して購入価格より高い値段で転売しようとするキャピタルゲイン狙いと、アパートなどを建てて家賃収入を得ようとするインカムゲイン狙い、さらにREITと言って、投資家から資金を集め専門家が不動産を運用して配当を投資家に還元する投資信託もあります。

不動産は高額なため投資で運用しようとすると多額な資金が必要となります。
投資は将来のことが不確実なものに対して資金を投入するものですので、銀行は軍資金を融通してくれることは滅多にないのですが、アパートを建てて家賃収入を狙うと言うのは、資金回収のプランが立つビジネスモデルになっているため審査が通ることがあります。
どこの銀行でもお金を貸してくれるわけではありませんが。

頭金の他に初期費用もかかります。
頭金と初期費用の違いですが、物件価格の一部を最初に現金で支払うのが頭金、物件価格に含まれないが購入時に支払いが必要な費用のことを初期費用と言います。

初期費用の具体例として不動産仲介手数料、登記費用、不動産取得税などがあります。
この初期費用も物件価格の7~10%程度とみておく必要があります。
したがって不動産投資を始めるには物件価格の20%弱、例えば5000万円の物件を扱うためには1000万円弱を貯めておかなければならないことになります。
年間100万円を貯めることができるとして10年、200万円貯めることができるとしても5年かかる数字です。

アパート経営が始まれば4000万円分のローンを家賃収入から支払いに充てて行くことになりますので、支払期間中は利益と支払いが相殺されて儲かりはしないことにも留意が必要です。
ローンの支払いが済んでからが本当の利益で、利益が上がり始めるときが年金の受給開始時期になるように、時期を計算して投資を計画することが大切です。